キッチンカーには軽バンや軽トラックの軽自動車ベースの小型タイプ、1tトラックがベースの中型タイプ、1,5t以上のトラックがベースの大型タイプなど様々なサイズがあります。
販売したいメニューによって、フライヤーや鉄板などの設備が必要になったりとキッチンカーのサイズも決まってくることになりますが、キッチンカーはサイズごとにメリット・デメリットがありますので、今回はキッチンカーのサイズごとの違いをご紹介します。
メニューを決める際の参考にもして頂ければと思います。
キッチンカー・移動販売車のサイズごとの特徴について
▸軽バンと軽トラックベースのキッチンカー・移動販売車の特徴
軽自動車ベースのキッチンカーは、主に軽バンを使用したキッチンカーと、軽トラックにキッチン部分のBOXを合わせたキッチンカーの2種類になります。
スズキのエブリイやマツダのスクラムバンをベースにした軽バンタイプのキッチンカーのサイズは、長さ3.5m、幅1.5m、高さ2m程度となります。
赤・黄・青・緑など塗装をすればとっても可愛く、買い物にお出かけなど日常でも使うことができます。
スズキのキャリイやダイハツのハイゼットトラックをベースにした軽トラックBOXタイプのキッチンカーのサイズは、長さ3.5m、幅1.5m、高さ2.5mとなり、キッチンのBOX内は1.8m程度の高さがありますので、立って作業をすることができます。
軽自動車ベースのキッチンカーは給排水設備が80Lまでは設置できる為、2工程程度までの簡易的なメニューや、大量の水を使わないメニューには対応が可能です。
見た目の可愛さなどからスイーツやカフェメニューに合っているキッチンカーになります。
▸1tトラックベースのキッチンカー・移動販売車の特徴
トヨタのタウンエーストラックやマツダのボンゴトラック、日産のバネットトラックをベースにした1tトラックベースのキッチンカーのサイズは、長さが4.5m~5m、幅1.8m、高さ2.5m~3mとなります。
1tトラックベースのキッチンカーは軽自動車ベースのキッチンカーに比べて長さ、幅ともに大きくなり、本格的な冷蔵設備や冷凍設備、コンロにフライヤーなど幅広く設置が可能になります。
また200Lの給排水設備が設置可能な為、営業許可のことを考えても様々なメニューの販売に対応することができます。
キッチン内に2,3名で調理や作業が可能な為、様々なイベントにも対応が可能です。
▸1.5t以上のトラックベースのキッチンカー・移動販売車の特徴
マツダのタイタンやトヨタのダイナ、いすゞのエルフや日産のアトラスをベースにした1.5t以上のトラックベースのキッチンカーのサイズは、長さ6m~6.5m、幅2m、高さ3.1m程度となります。
キッチンカーでは1.5~2tトラックをベースにしたものが主流です。
200Lの給排水設備に本格的な冷蔵・冷凍設備、鉄板やコンロにフライヤーなどほぼどんな設備でも搭載が可能です。また1.5tトラックは通常の駐車場でも駐車可能な大きさの為、トラックとは言え運転にもさほど困らないでしょう。
キッチンカー・移動販売車のサイズごとのメリットとデメリット
▸軽バンと軽トラックベースのキッチンカー・移動販売車のメリットとデメリット
軽自動車ベースのキッチンカーの大きなメリットは価格が安いということです。
ベースが軽自動車になりますので、大きなキッチンカーに比べて取得費用が安いので低資金で開業が可能になります。
また税金や保険代、高速道路料金やガソリン代などランニングコストも低くなるのは大きなメリットです。
車両が小さい為、出店販売できる場所が一番多いのも軽自動車ベースのキッチンカーの強みです。
スーパーマーケットでの出店やオフィス街の出店、携帯ショップや住宅展示場などの企業イベントなど、多くの出店場所では限られた駐車スペースに停めて販売をする必要があります。
出店場所を確保するのは簡単なことではありませんので、より多くの場所に出店できる可能性があることは軽自動車ベースのキッチンカーの魅力です。
軽自動車なので小回りがきき運転がしやすいのも、運転に慣れていない方が開業するにはおススメのキッチンカーと言えますね。
軽自動車ベースのキッチンカーのデメリットは何といってもキッチンが広くないところです。調理スペースや積み込める食材に限界がありますので、大きなイベントには向いていないです。
また本格的な冷蔵庫や200Lの給排水設備などの搭載は難しい為、調理できるメニューも決まってきます。
ちなみに軽自動車でも軽バンと軽トラックがベースでは全く形が変わってきます。
軽バンタイプは立って作業ができないというデメリットがありますが、立体駐車場などの高さ制限も気にしない為、さらに販売できる場所は多くなります。
またお客様と同じ目線で販売をすることができます。
軽トラックタイプはキッチン部分が荷台に立つことになるので、お客様を見下ろす形になってしまうデメリットがあります。
しかし立って作業ができて、中に2人は入れる広さがありますので、多少忙しくても対応できるのはメリットです。
▸1tトラックベースのキッチンカー・移動販売車のメリットとデメリット
1tトラックベースのキッチンカーの魅力は出店場所にもそれ程困らず、ほぼどんなメニューにも対応可能な広さのキッチンがあるということです。
200Lの給排水タンクが搭載可能な為、大量の水を使用する麺類なども調理可能で、生クリームをキッチンカー内でホイップすることも可能になります。
オフィス街のランチメニューなど短時間で多くの販売をする場合には、2名以上がキッチンに入ることが可能な1tトラックのキッチンカーはおススメです。
スーパーマーケットの店舗前など軽自動車でしか入れないスペースでの販売は無理ですが、オフィス街でのランチ出店や駐車場の一部を使用できる場合の出店にはキッチンカーを停めることに困ることはないでしょう。
軽自動車ほどの出店場所は確保できないことや、比較的購入金額が高くなってしまうことがデメリットになります。
▸1.5t以上のトラックベースのキッチンカー・移動販売車のメリットとデメリット
1.5t以上のトラックベースの大型サイズのキッチンカーのメリットは、なんといってもキッチンが大きいので本格的な設備の搭載が可能ということです。
もちろん200L以上の給排水設備も可能な為、仕込み行為も車内で可能になります。
イベントには多くの食材を持っていける為、在庫切れによる機会損失を防ぐことも出来ますし、車内に数名のスタッフが入って役割分担をしっかりすれば売上の向上にもつながります。
デメリットは車両が大きい為、出店場所の確保に苦労をすることになります。
また普通免許で運転できるサイズであっても、そこまで運転をしない人にとっては慣れるまでに時間がかかってしますので、余計なストレスを抱えてしまうことになるかもしれません。
すでに飲食店を経営している人が、キッチンカーで大型イベントへの出店を考えている場合や、すでにキッチンカーを運営していて2台目として考えている場合などはおススメのキッチンカーですが、未経験の人がキッチンカーの1台目として大型キッチンカーで始めるのは難易度は高いかもしれないです。
キッチンカー・移動販売車の入手方法は
▸キッチンカー・移動販売車製作の専門業者に依頼する
まずはキッチンカーの製作を専門業者に依頼する方法です。
キッチンカー・移動販売車はコストはかけずに「見た目」も大切
キッチンカーの製作で注意することはこだわり過ぎないことです。
もちろん見た目の「かっこいい」や「かわいい」は大切です。オペレーションだけを考え見た目が乗用車と区別がつかないようなキッチンカーの場合、どんなに美味しい料理を提供していても、イベント主催者は次回のイベントにも来てほしいと思わないかもしれません。
それでもこだわり過ぎて奇抜な移動販売車を作ろうとすると、それだけ製作費用がかさんでしまい、初期費用の回収に時間がかかってしまいます。
こだわりすぎずに売れる移動販売車を作れるかがポイントになります。
「セミオーダー」のキッチンカーで良いものを安価で製作
キッチンカーの製作のお勧めは「セミオーダー」での製作依頼です。
ある程度のパッケージが決まっている上に、プラスアルファで自分好みの設備を追加していく方法です。
一からデザインをするよりも比較的安価で理想のキッチンカーを製作することができます。
製作会社によって開業後のサポートなども違ってきますので、まずは相談してみましょう。
▸キッチンカー・移動販売車を中古で購入する
中古のキッチンカーはキッチンカー内の設備をそのまま使用できるので費用を抑えることができます。
しかし、状態の良い中古車はすぐに売れてしまう場合も多く、いつもサイトをチェックするなら他のことに時間も使いたいところです。
そのうえ買ってから不備が発覚した場合、想定外のメンテナンス費用がかかることにもなってしまいます。
2021年6月1日に改正・食品衛生法が完全施行されましたので、中古のキッチンカーの場合は現在の設備基準に対応しているかのチェックも必要です。
中古のキッチンカーを選ぶ際は、価格だけでなく、できるだけ走行距離が短く、状態の良いキッチンカーを選びましょう。
▸キッチンカー・移動販売車をレンタルする
キッチンカーはレンタルすることが可能です。
興味はあるけどキッチンカーの購入はハードルが高い人にはお勧めです。
ただレンタルの場合、短期間なら一日3~10万円程度、長期間の継続レンタルでも月15~30万円ほどかかる為、長期でレンタルをすると新たにキッチンカーを購入できる金額になってしまいますのでご注意ください。
また、他者名義の営業許可でのキッチンカーでの営業は保健所が認めていないため、キッチンカーをレンタルする場合でも営業許可は別途取得が必要になります。
▸キッチンカー・移動販売車の製作込みのフランチャイズに加盟する
キッチンカー・移動販売車の製作込みのフランチャイズ募集をしている会社に加入するのもおススメです。
キッチンカーで開業するには、キッチンカーの製作だけでなく、出店場所の確保や、保健所での営業許可の取得、各種保険への加入など、移動販売業界での初めて開業を検討している人にはわからないことも多くあります。
Sweets HEROのフランチャイズでは、開業や運営のノウハウだけでなく、キッチンカーの製作や出店場所の確保、営業許可の取得など幅広くサポートをしていますので、開業に向けて何をしていいかわからない場合は、お気軽にご連絡をしてください。
フランチャイズから開業支援まで
▸Sweets HEROのフランチャイズは開業後の出店場所獲得サポートまであり
Sweets HEROではクレープの移動販売・キッチンカーのフランチャイズを全国各地で募集しております。
開業前の説明会の実施や資金面の相談から、未経験の方でも必ずクレープが作れるようになる技術研修に、接客やキッチンカーのノウハウも身に付く現場研修、保健所での営業許可取得のサポートに、開業後の出店場所の獲得サポートや紹介までと幅広くフランチャイズオーナーをサポートしております。
キッチンカーで開業をしたいけど、メニューやキッチンカーについてもどうしていいかわからないなど、移動販売・キッチンカーで開業や起業をするのに迷っていることがありましたら、業界について細かくご説明しますので、Sweets HEROのフランチャイズもご検討ください。
加盟金・ロイヤリティ0円で屋号も自由。サポートを受けながら自由に経営したいという方に合わせたフランチャイズになります。
株式会社TAROCではクレープのフランチャイズではない、キッチンカーの製作サポート(保健所の営業許可取得サポート込み)にも対応しております。
すでにやりたいメニューは決まっているけど、キッチンカーについて迷っている方もお気軽にご連絡ください。
軽バンに軽トラックから1.5tトラックまでキッチンカーの製作に対応しており、営業許可取得のサポートもしております。メニューは決まっていないけど、キッチンカーでの開業を計画中の方。キッチンカーだけの相談もお気軽にご連絡ください。
▸キッチンカー・移動販売の開業説明会実施中
はじめてキッチンカーでの開業をする場合、「何から考えたら良いのか」、「何を準備したら良いのか分からない」という方も多くいらっしゃると思います。そんな時は、開業説明会にお気軽にご参加ください。
今までのキッチンカーでの営業経験をもとに、メニューやキッチンカー、出店場所のことなど幅広くご質問にお答えさせて頂きます。
大阪・東京・名古屋・福岡で対面での説明会とZOOMアプリを使用しての全国対応のオンライン説明会を実施しております。お気軽にご参加ください。
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【キッチンカーで開業】必要なものとは?どんな準備が必要?気になるキッチンカーの開業について解説します!
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